頻繁に使う値を変数化しておき、同じ値を何度も記述する手間を省いて簡略化することができます。値の変更も変数定義の一カ所だけ書き換えれば、同じ変数を使うセレクターすべてに反映します。 

変数定義は、頭に「@」を付けて宣言します。続けて変数名、代入記号コロン「:」、値の順に記述し、セミコロン「;」で区切ります。(例)「@color1: #5566FF;」。

今回のテスト:
外部ファイルとして、 変数を用いたテスト用LESS「less-test2.less」を作成しました。hrmlの中で、繰り返し使う色を変数化し、その変数の値を変更することで、全体の色を変更するモデルとして、色以外の内容をまったく同じにした2つのbox(.box01と.box02)を用意しました。そして、それぞれ@color1、@color2の変数を使い、繰り返し使う色(青と赤)を指定しています。「less.jsを使ったLESSの表示テスト(1)」と同様にhtmlの<head>内にlessファイルをリンクし、bodyのラスト部分で、less.jsを読込み、コンパイルします。このテストページへのリンクはページ下側にあります。

less-test2.less

@color1: #5566FF; 
@color2: #CB032B; 

div.box01 {
    width: 580px; 
    margin: 15px auto; 
    padding: 5px; 
    border: 1px solid @color1;
	background: #fff;
	h2 {
		width: 550px;
		margin:0 auto;
		background: @color1;
		color: #fff;
		font-size: 22px; 
		padding: 5px 15px;
		}
	h3	{
		background: #fff;
		color: @color1;
		font-size: 16px;
		margin: 5px 0;
		padding: 3px 0 3px 10px;
		}
	p	{
		color: @color1;
		}
	}
div.box02 {
    width: 580px; 
    margin: 15px auto; 
    padding: 5px; 
    border: 1px solid @color2;
	background: #fff;
	h2 {
		width: 550px;
		margin:0 auto;
		background: @color2;
		color: #fff;
		font-size: 22px; 
		padding: 5px 15px;
		}
	h3	{
		background: #fff;
		color: @color2;
		font-size: 16px;
		margin: 5px 0;
		padding: 3px 0 3px 10px;
		}
	p	{
		color: @color2;
		}
	}
ul	{
	margin:5px;
	li	{
		list-style-type: decimal;
		}
	}
div.cap1	{
	width:580px;
	margin:10px auto;
	tezt-align:left;
	}

html(一部)

<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>less.jsを使ったLESSの表示テスト</title>
	<link rel="stylesheet/less" type="text/css" href="less-test2.less">
</head>
<body>
------中略-------
	<script src="less.js" type="text/javascript"></script>
</body>

テストページ(2)(新規タブ、または新規ウィンドウで開きます)

LESSのウェブサイト:http://lesscss.org/
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